今回はソフトだけじゃなくてハードもやらないと世の中変えられないという話をしていきます。
なぜこんなことを急に言い出すかというと、最近多くの人がプログラミングを始める傾向にありますが、基本的にweb開発が多く、JavaやPythonを使った開発やましてやマイコンを使ったロボット制作などを行なっている人は非常に少なく感じます。
酷い人だと、よくわからないインフルエンサーに洗脳されて「プログラミング=HTML/CSS」なんて思っている人もいたりして世も末だなと思います。
1:これから先web制作のハードルはものすごく下がる
もう勘づいている人もいるかと思いますが、これから先web制作のハードルはものすごく低くなると思います。私自身Twitterが登場して静的なページから動的なページへと移行したあたりで、もうホームページ制作の需要などないものだと思っていましたが、データーベースを使用した動的ページを作れるCMSなどが出たことによってwebサービスとまでは行かない「機能付きホームページ」的なものが出てきたので、いまだにまだ需要があるのだと思います。
しかし、AIの発達によりHTML/CSSは自動生成が可能になりWixやJimdoを超えるようなホームページ制作ツールがバンバン登場するのも時間の問題だと思います。
2:ソフトよりハードに頼ってる人が多い
毎日過ごすのに欠かせないものは圧倒的ハードが使用されているものが多いです。具体例をあげれば、
・電子レンジ冷蔵庫などの家電
・電車や車などの乗り物
・エレベーターやエスカレーター
など、特に電気エネルギーを運動エネルギーに変えて制御するものが多いですね。
一方で、アプリやwebサービスはあくまでも「あれば面白いもの」であり、ないと困るものというのは少ないと思います。
このことからもソフト業界特にアプリやwebはもう飽和状態に合っても過言ではないと思います。
3:ハードが絡むとプログラムも複雑になる
webサービスやアプリに比べ、ハード特有のラグの考慮やハードの摩耗を防ぐためにデバッグできる回数にも限りがあるので、非常に疲れます。(ロボコンとか出てる人はほんと尊敬します)
そして、ソフトに比べハードは再現性の維持も大変です。
具体的に私がロボットのプログラムを書く上でまずつまずいた点は、複数の処理を並行して行うもしくは割り込みで処理をすることが増えます(マルチスレッドとか割り込み処理とかいうやつです。)
ソフトだけで完結するものは一つのジョブが一瞬で終わることが多いため、並列して処理を行わせることは少ないです。
それ以外にもセンサーごとの誤差の調整や外的要因の対策などは本当に大変です。
4:AIもハードが絡むことによってさらに強くなる
最近注目されているAIもソフトの中だけではなく、ハードも含めたシステムの開発ができるとさらに伸びていくと言われています。
しかし、実は人工知能や画像認識を研究しているソフトウェア開発者と機械工学などを専門にしているハードウェア開発者にはいまだに深い溝があるらしく、画像認識やAIでロボットを動かそうとする動きはまだ少ないみたいです。



