今回は最近流行りのPythonというのがどういうことができるのか紹介していきます。Pythonの使われ方は大きく分けて5つです。
1:ウェブのスクレイピング
ウェブスクレイピングっていうのは何かというと、砂漠の砂の数ほどあるなんていわれるくらい世の中にはめちゃくちゃウェブサイトあるわけですが、そのなかから自分の必要な情報とか必要なものをめちゃくちゃ効率的に取ってくる、いわゆるプログラムを使って情報を一気に収集してくることです。
で、それを基に会社の今後の経営方針を決める、…まではいかないでもSEO(検索エンジンの最適化)の方法をちょっと調べたりとか、統計を使って今後のサービスをどうやってやっていくとか、あとは他社の競合の状況をそれで確認したりとかしていく。
いわゆる情報収集ですよね。ウェブからの情報収集っていう面でウェブスクレイピングをするのにPythonは多く使われています。
2:ウェブサービス
有名なところだとInstagramはPythonで作られています。
PythonにはDjangoをはじめ良質なウェブサービス用のライブラリがあるので、InstagramとかそういうものはPythonで作られてるわけです。
みんなが使うような機能をパックとして一つにまとめたもの
こういったウェブサービスは昔はけっこうPHPとかRubyといった言語で作られるものが多かったんですが、たぶん今後はPythonがけっこう強くなってくるんじゃないかなと思っています。
3:データ分析
データ分析は機械学習とかの一歩手前の部分になるわけですが、今言ったようなウェブスクレイピングとかウェブサービスとかいろんなところで取ってきたデータとか統計っていうものを分析するっていうことにPythonがけっこう使われてたりします。
最近ではデータサイエンティストとかいわれる人が出てきたりとか、いわゆるデータを分析して統計学的にどうなのかとか今後どうしていったらいいのかみたいなものを分析したりとか、そういったのを今後説明する機械学習とかで学習させて最適なソリューションを提供するっていうものが増えてきてるんですね。で、このデータ分析もなんでPythonでやるんですかといえば、これもさっきと同じようにデータ分析とか配列とかデータを処理するのに適したグラフの描画とか、そういうのに適したライブラリがまたPythonには豊富にあるんですね。だからデータ分析もPythonでやるっていう人が増えてきてるんです。
4:機械学習 人工知能
機械学習もまた同じでデータ分析用のライブラリが豊富だってことがあって、データ分析と統計っていうのとあとこの人工知能っていうのはものすごく密接な関わりがあるので、結局データ分析とかと同じように人工知能とか機械学習、もしくは深層学習とか画像認識とかそういうものに適したライブラリってのがまたPythonには多くあるんですね。だから結局機械学習もPythonでやる人が増えてきています。
5:ロボット開発
最近では有名なマイコンとかもPythonで動くようになってきていて、そのマイコンを使ってそれこそIoTの機器を開発したりとか普通にロボットを開発したりとか。でもやっぱり主流はIoTになってくるんじゃないかなというふうに思ってます。
たとえばスマホでWi-FiとかBluetoothとかに接続して、カメラを遠隔で操作したりとかオートロックの機能を作ったりとか、そういういわゆるハード面でもけっこう最近Pythonが強くなってきているなっていうふうに思います。
このように現在Pythonは大きく分けて以下の5つのようなかたちで使われています。
・ウェブサービス
・データ分析
・機械学習
・ロボット開発
今後も需要は増えてくと思うし、いまシステムではJavaがすごい主流ですけれど、Javaの次に値するような言語なんじゃないかなと思ってます。ぜひ興味のある人は学んでみてください。