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「人工知能」に職が奪われるワケではない

今回のテーマ

今回は最近よく聞く人工知能によって職が奪われるという話に関して、実際に奪われることになったら、具体的にどのようなプロセスで奪われていくのかをエンジニアの視点から話していきたいとおもいます。

ヒトはAIに置き換えられるのか

まず一点目、人の仕事はAIに簡単に置き換えられてしまうのかというとそうではありません。最近よく言われているのはAIに詳しくない人ほど「AI、AI」と言いがちであるということです。AIを漠然とした大きなものと捉えがちになる人が多く、AIに負けないようにという人もいます。しかし、実際開発者側に回ってみると、AIはまだ発達途中でAIが自立して色々な仕事を行えるような状況には到達していないと思います。「AIに仕事が奪われる」というフレーズがよく出て来ますが、これはAIに限られた話ではなく、技術革新が進んでいけば、様々なものが効率化されていくので職業は奪われて行きます。例えば大昔は籠があって前と後ろに二人いたわけですが、車ができればそのような人はいなくなりました。AIでなくても技術革新で失われる職業は必ずあるわけです。

ではAIに仕事を奪われるというのは具体的にどのような事かというと、資本家に労働者が捨てられるということです。これはすでにおきている事で、例えばECサイトの誕生で店員としてレジ打ちや品出しに三人ほどの雇用が生まれていたものが、ECサイトのWEBサービスによって店員が不要になってきました。フリマサイトなども店頭で買取販売をしていたものがスマホでワンタッチでできるようになってしまいました。これでも大量の雇用が不要になり、資本家に労働者が捨てられる状況が生まれているわけです.

ですので、AIに限らず最近のもので言えばIoTや5Gなどのような技術革新が起これば捨てられていく職業は必ず存在しているのです。

じつは今は希望ある時代

これからの時代、まだ機械にはできない新しい文化や芸術を生み出す職業や、スキルが必要な職業はまだまだ残っていく傾向にあると思います。ただ、先ほど資本家に労働者が捨てられるということを述べましたが、逆に言ってしまえばだれもが簡単に資本家になれる時代が来たということなのです。ECサイトやフリマアプリのようなサービスは、昔であれば莫大な人員や資金が必要でしたが、今であれば数十万円から高くても数百万円あれば簡単にアプリを開発して事業を行うことができる。すなわち誰もが資本家になって自分のアイディアを実現できる時代になっていることも確かですので、この点を常に意識することが大切なのではないでしょうか。